支配下選手情報〈3月25日〉
西武は25日、育成契約選手の黒木優太投手〈背番号136〉と仲田慶介内野手〈背番号140〉の2選手と支配下登録を締結したと発表した。
黒木投手は今オフに日本ハムから加入した30歳。育成選手ながらも春季キャンプから1軍に帯同し、オープン戦では計4試合で5回無失点6奪三振と好成績を残していた。
黒木投手は「素直にうれしい気持ち」としながらも、「スタートラインに立った気持ちで、1年間しっかり戦い抜いて、終わったあとにはみんなで笑えるようにしたいです。」とすでに先を見据えている。
紆余曲折のプロ野球人生を歩んできた黒木投手。支配下登録はあくまでも通過点。ここからが勝負だということは黒木投手自身が1番分かっているはず。
新背番号はオリックス在籍時にも着けていた54に決定した。憧れの「ジョニー」こと黒木知宏投手のようにファンから愛される選手へ。
プロ野球人生第三の地での戦いが始まる。
仲田選手も今オフに加入。ソフトバンクからの育成再契約打診を蹴っての西武移籍だった。
ソフトバンク時代にも支配下登録を経験している仲田選手。しかし1年で再び育成契約に。
もう1回同じ場所で這い上がるより、自分をより奮い立たせるために、背水の陣での移籍だった。
この覚悟の移籍は自身だけでなくチームを巻き込み相乗効果を生んだ。
以前から、休日を返上し1日中練習に励む「練習の鬼」と呼ばれるほどの仲田選手。
この懸命さが昨年ダントツで最下位に沈んだチームを、そして得点力不足に嘆いた若手野手陣に新しい風を吹かせた。
オープン戦順位12球団2位、チーム打率2位。選手の目つき、ベンチの雰囲気からガラッと変わった。
内野も外野も、「任されたところで仕事ができる」選手に。
チームは違えど、支配下登録を受けるのは2年連続のこと。
今年の終わりは悔しさを残さないように。古巣に、そしてライオンズに結果で恩返しできるように。
1から、いや0から、いや00からのスタート。「背番号00・仲田慶介」がさらにライオンズに旋風を巻き起こす。
生年月日
1994年8月16日(30才)
身長・体重
180cm・87kg
球歴
橘学苑高
立正大
オリックス('17~23)※16年2位
日本ハムファイターズ('24)
埼玉西武ライオンズ('25~)
ポジション
投手
投・打
右投げ・左打ち
背番号
54(育成時136)
生年月日
1999年7月25日(25才)
身長・体重
175cm・74kg
球歴
福岡大附大濠高
福岡大
ソフトバンク('22~24)※21年育成14位
埼玉西武('25~)
ポジション
内野手
投打
右投げ・両打ち
背番号
00(育成時140)