山川穂高選手ソフトバンク移籍
19日、FA権を行使していた山川穂高選手のソフトバンク移籍が発表された。同日中に入団会見を開く予定。
ライオンズにとってFA移籍は普段なら深くは考えない。「去る者は追わず」ただそれだけだった。
しかし、今回は異なる。困惑や怒りが込み上げる。
今年5月、強制性交等の疑いで書類送検。不起訴となったが周りからの信頼を失った。
無期限の公式戦出場停止処分。フェニックスリーグは非公式戦のため参加。野球に対する情熱を感じた。
FA宣言。期限最終日での書類提出。発表は球団事務所が閉まった後。球団職員や報道陣に迷惑をかけた。
そして移籍…。
結果としてはフェニックスリーグで若手の出場機会を奪い、他球団へのアピールの場となったと言わざるを得ない。
多くに人を振り回した。ファンもいろんな感情を抱いた。
しかし公の場で直接謝罪があったのはフェニックスリーグ中の1度。残りは文面の一部。
西武ファンのみならず一般からも批判を浴びた。その中での移籍。
FA権は"選手"の権利である、それは間違っていない。
しかし、"ヒト"として。
本当に正しい選択なのか。間違った行動はしていないか。自分の利益だけを求めてはいないか。
この約7ヶ月で多くの意見が飛び交った。応援のコメントも多々ある。
それでも紛れもなく批判もあった。ファンも失った。
野球っ子の夢「プロ野球選手」なのだから。プレーで再び勇気と希望を届けるしかない。
長い道のりになるが信頼を取り戻すのみ。